野村胡堂・あらえびす記念館のご案内
記念館の概要
野村胡堂・あらえびす記念館は、本名野村長一の生家の近く、小高い丘に、平成7年初夏、開館しました。近くに清流北上川が洋々と流れ、北に岩手山が悠然とそびえ、西には生家が眼下に眺望できる景勝の地に建設されています。
記念館では、人間野村長一、小説家野村胡堂、音楽評論家あらえびすの数々の作品や執筆資料を総合的に展示しています。
このほか、最新の映像・音響機器により映像化された胡堂作品やあらえびすが愛したレコード音楽を楽しむことができます。
↑あらえびすホール
『銭形平次捕物控』のビデオやクラシック音楽のレコード鑑賞ができます。定期的にレコードコンサート、ライブコンサートも行われます。
展示室→
野村胡堂・あらえびすの生い立ちや業績、コレクション等々を紹介。
ギャラリー・ラウンジ→
↑研究室
↑図書室
『銭形平次捕物控』をはじめ、
約3000冊の図書が収蔵されています。
↑あらえびすコレクション
あらえびすが収集した貴重なクラシック音楽のSPレコード約7000枚を収蔵しています。
↑ロビー
・野村胡堂(本名・野村長一〈おさかず〉)
明治15年10月15日岩手県紫波郡大巻村(現紫波町)に生まれる。
明治35年盛岡中学卒業後、明治40年東京帝国大学法科に入学、明治43年卒業を目前にして父の死亡により退学。同年郷里旧彦部村出身、日本女子大学卒の橋本ハナと結婚。明治45年報知新聞社に入社、政治部に配属、記者生活に入る。大正3年政治面の政閑期の記事「かこいもの」に初めて胡堂のペンネームを用いる。大正13年「あらえびす」のペンネームを使って報知新聞のコラムに音楽漫談「ユモレスク」を連載。昭和6年に文芸春秋社「文芸春秋オール読物号」に“銭形平次”を創作連載、以後27年間書き続ける。昭和24年捕物作家クラブを結成し、初代会長に就任。昭和32年眼疾患悪化のため「オール読物」8月号の銭形平次「鉄砲の音」で創作活動を閉じる。昭和33年菊池寛賞受賞、昭和34年紫波町名誉町民に推挙、昭和35年紫綬褒章受賞、昭和38年4月14日肺炎により死去。従四位勲三等瑞宝章を贈られる。
主な著書 『銭形平次捕物控(383編)』『池田大助捕物全集(全10巻)』『磯川兵助巧妙噺』バッハからシューベルト』『名曲決定版』『楽聖物語』など。
・交通のご案内
JR東北本線日詰駅から車で6分
JR東北本線紫波中央駅から車で8分
東北自動車道紫波I.C.から車で15分
JR東北新幹線新花巻駅から車で25分
・入館料
一 般 300円(団体250円)
小中高生 150円(団体100円)
※団体入館料は20人以上
・開館時間
午前9時から午後4時30分
※入館は午後4時まで
・休館日
毎週月曜(月曜祝日の場合は翌日)
12月28日から1月4日まで